鼻緒の悪用

野球部員がウォーミングアップの際にトレーニングで地下足袋を履いていたというのは有名ですが、
足の親指と人差し指ではさむ感覚(鼻緒の感覚)をもって歩くと良いと教えてもらい、
家でビーチサンダルを履くようにしていました。

あるとき足の薬指と小指のつけ根のあたりが痛くなり頭まで痛くなってきてどうしたことかと思っていたら、
鼻緒があるのをいいことに
今まで以上に外側体重で歩いていることに気がつきました。

鼻緒なしでは外側に体重をかけすぎるとバランスを崩して倒れてしまいますが、
鼻緒があると鼻緒で引っかかっている分、思い切り外側に体重をかけても歩けてしまう。

使い方次第、自分次第で
せっかくの良いものも悪くしてしまうこと。
道具に胡坐をかいて肝心の「意識する」ということを愚かにしてしまったこと。
勉強になりました。